2022/1/14

『新人世の「資本論」』(斉藤幸平)

マルクスをコモンズの視点から読み直す仕事といっていいのか。コミューンでの使用価値に基づく生活を説いている。20世紀=アメリカという大きな物語が行き詰まった中、我々の関心はコミューンへ向かっていると思う。

近代国家を軸にした資本主義経済がいつまでも続く、という経済学は、経済を学んだことがない私には全然理解ができない。どこかで限界がくるのは誰にでもわかることだと思う。ただ、限界については経済学は扱わないようだった。

労働を貨幣で測るのは無理がある。何の根拠もないから。便宜上価値を決めるのが資本主義だろう。ただしその「便宜」もどこかで無理を来す。

しかし、コミューンの境界は何が決めるのか。境界を巡って近代国家ができ、境界を巡って資本主義は発達した。コミューンを論じるには境界の問題を解決していく必要がある。インターネットとブロックチェーンがツールの一つとして活躍はするだろう。

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