2022/1/10

『環りの海 竹島と尖閣 国境地域からの問い』(琉球新報/山陰中央新報)を読み終えた。

竹島、尖閣、それぞれのこと、またアジアや他国の領土を巡る衝突について、そこに住む人々への取材を通して紹介してくれる。


田中輝美さんが『人新世の「資本論」』を勧めている。(https://terumism.hatenablog.com/entry/2022/01/09/120835)なんとなく避けてたけど読んでみようと思う。


日経より:成熟国家154年目の岐路
「国益」を考えて人に投資を、といったことが書いてある。「国益」という言葉へのアレルギーのために、日本の国際的な地位が下がってしまった、と、言いたいらしい。どうなんだろうか。明治維新から戦争までを通じて、近代国家としての「日本」をどのように考えるべきかを、そもそも誤ったから今に至っていると考える方が、正しい理解ではなかったのか。『環りの海』で論じる領土問題も、「国益」の問題であることは確かだが、それでは解決できていないから今でも問題なのではないか。人材の問題も、同じに思う。


『環りの海』より:

「国益を考えたとき、編入すべき土地は編入するというのが、近代国家が成立していく過程では当然のことだった。尖閣諸島と同様に無主地先占となる。当時、国際法に基づいて近代的な感覚で編入された」(下條正男拓殖大学教授)

(p.87)

領土問題を抱える中で”国益”が追求され、地元漁民がしわ寄せを受ける構図は、日本海での日韓漁業交渉にも共通している。

(p.101)

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